キャノンボール・アダレイの最終ページです。最後期のサイド参加盤を掲載しています。
新宿JAZZ談義の会 キャノンボール・アダレイ CDレビュー 目次
・キャノンボール・アダレイ リーダー作 ①デビューから1958年まで
・キャノンボール・アダレイ リーダー作 ②1959年~1960年
・キャノンボール・アダレイ リーダー作 ③1961年~1965年
・キャノンボール・アダレイ リーダー作 ④1966年~1969年
・キャノンボール・アダレイ 主要サイド作 ③・・・このページ
1972年10月14日 Capitol
おすすめ度
hand ★★☆
Nat Adderley(cor),George Duke(el p, p) ,Walter Booker(b),Roy McCurdy(ds),Francisco Centeno(el b),Nat Adderley, Jr.(p, el p),Richard Arthur Holmes, Jr. (narration),Julian "Cannonball" Adderley(as, ss, arr),others
ナットの2枚組CD。キャノンボールはアルトとソプラノで参加しているらしいが記載がなく、プロデューサーとして記載されている。ただ、1③オベアのアルトなどはどう聞いてもキャノンボールだ。盤全体としては、リック・ホルムズのナレーションも多く、1③のようなジャジーな曲もあるが、ゴスペルのような曲もあり、ジャズファン向きではないと思う。ナットのソロ自体はマイルスライクでいい感じ。クラブ系には受けそうな感じだ。(hand)
Nathaniel Carlyle Adderley – cornet
George Duke – Fender Rhodes electric piano
Walter Booker – string bass, guitar
Roy McCurdy – drums
Ernie Watts – tenor saxophone, flute, tambourine
Mike Deasy – guitar
Richard Arthur Holmes, Jr. – narration
Julian "Cannonball" Adderley – alto saxophone (track 2), soprano saxophone (track 3), presenter, producer
David Axelrod – producer
Howard Gale – engineering
John Hoernle – art direction
Richard Rankin – photography
リック・ホルムズのナレーションが全編に入るゾディアック(星座)をテーマにした盤。内容に全くジャズを感じない。クラブ系、ソウル系。ファンク系にはいいのかもしれない。私にはアダレイ兄弟で一番理解不能な盤。キャノンボールの参加はアルト1曲②、ソプラノ1曲③の2曲のみ。(hand)
1973年7月7日 Montreux Jazz Festival in Montreux,
Prestige
おすすめ度
hand ★★★☆
Gene Ammons (ts),Hampton Hawes(p, el p),Bob Cranshaw(el b),Kenny Clarke(ds),Kenneth Nash(congas)
On 'Treux Blue only add:
Cannonball Adderley(as),Nat Adderley(cor),Dexter Gordon(ts)
ボステナー、ジーン・アモンズのモントルー・ジャズフェス盤にデクスター・ゴードンとともにアダレイ兄弟が1曲⑤トゥルー・ブリューに参加。ソロはデックス、ナット、アモンズ、キャノンボールの順。アモンズ、デックスとキャノンボールは初共演録音だと思う。久々のキャノンボールのオーソドックスなジャズの長いソロに落涙だが、音色が艶やかではなく、ダーティーだったのは想定外。(hand)
1973年8月7日
Fantasy
おすすめ度
hand ★★★☆
Joe Williams(vo),Cannonball Adderley (as),Nat Adderley (cor),George Duke (p, el p),Walter Booker (b, g),Carol Kaye (el b),Roy McCurdy (ds),
King Errisson (congas)
バップ・ボーカルのジョー・ウィリアムスのライブをキャノンボールバンドが伴奏。この人のバップ・ボーカルは苦手だが、この盤はスタンダードが多く比較的聞きやすい。途中に入るキャノンボールの久々にジャズっぽいソロもいい。(hand)
1974年
Prestige
未CD化 リンクはありません。
おすすめ度
hand ★★★
Nat Adderley(cor, vo) ,George Duke(el p, p, synth),Bill Fender(g),Walter Booker (b),Roy McCurdy (ds),King Errison(perc)
Cannonball Adderley (as:tracks 4 & 5) ,others
未CD化。ナットのボーカルを大きくフィーチャーした異色盤。これまでもライブでオーベイブで何度も歌っているが、リーダー盤で歌を前面に出した作品。全体にジャズ・ファンクで、キャノンボールは全7曲中A④B①の2曲に参加してソロも聞かれる。キイボードはザビヌルではなくジョージ・デュークだが、ウェザー・リポートやマイルスの「イン・ア・サイレント・ウェイ」に通ずるサウンドだと思う。同曲がB②に入っている。(hand)
1974年10月
Fantasy
おすすめ度
hand ★★★☆
Trombone – Raul De Souza(tb),Cannonball Adderley (as: A2, B3)
Richard Davis (b), Jack DeJohnette(ds), Ted Lo (Key),Kenneth Nash(perc)
Jerome Richardson, Sahib Shihab (Reeds)
ブラジルの(ヴァルブ)トロンボーン奏者のラウル・ジ・スーザのアメリカデビュー盤にゲスト参加した盤。ソウザはセルジオ・メンデスのボサリオに参加していたが、「キャノンボール・ボサノバ」には参加していない。キャノンボールは2曲のみ参加。バーデン・パウエルの名曲②オサーニャの歌のソロは短め、⑦チャンツトゥバーンではややフュージョン的なソロを吹く。全体としてはブラジル・フュージョン作品。スーザの65年のブラジル録音「A Vontade Mesmo」は素晴らしいブラジリアンジャズで私の愛聴盤(hand)
新宿JAZZ談義の会 キャノンボール・アダレイ CDレビュー 目次
・キャノンボール・アダレイ リーダー作 ①デビューから1958年まで
・キャノンボール・アダレイ リーダー作 ②1959年~1960年
・キャノンボール・アダレイ リーダー作 ③1961年~1965年
・キャノンボール・アダレイ リーダー作 ④1966年~1969年
・キャノンボール・アダレイ 主要サイド作 ③・・・このページ