Clifford Brown CDディスクガイド:リーダー作編 2

クリフォード・ブラウンのリーダー作紹介の後半です。

新進トランペッターとして著名になったブラウニーは、特に1956年以降は、目まぐるしくライブツアーを重ねています。そのため死後いろいろなライブ発掘音源が発見されました。ここではできるだけそのような音源にも触れていきます。

当時のアメリカ国内の移動手段は車しかなく、飛行機での移動はコスト的にもジャズ・ミュージシャンに許されるものではなかったといいます。この多忙なライブ出演へのオファーが、彼の早すぎる死を招いてしまいました。


クリフォード・ブラウン ディスクガイド 目次

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Best Coast Jazz/ベスト・コースト・ジャズ

1954年8月11日

EmArcy

hand     ★★★★☆

しげどん ★★★★

Clifford Brown(tp),Herb Geller,Joe Maini(as),Walter Benton(ts),Kenny Drew(p),Curtis Counce(b),Max Roach(ds)

長尺ジャムセッションで、ブラウニーのソロを堪能

オールスターズ(キャラバン)と同日のスタジオ録音。この日に録音されたのは、全4曲で、ブラウンの生存中に発表されたのがこの盤。録音順に2枚のアナログとなった。いずれも長尺で、片面1曲だ。①ビバップ的なブルース。アルトのジョー・マイニの張り切ったソロからスタート、ブラウン、ハーブ・ゲラーのアルト、テナーのウォルター・ベントン、ケニー・ドリューのピアノ、ローチとソロが続き、ブラウン以外のソロもいいので、飽きることはない。ローチのソロは端正で、うるさく感じない。録音が大人しく録られているのかもしれない。ウォーキン風のセカンド・リフもあり、多少のアレンジはされていて単なるジャムではない。②ドリューのちょっと豪華なイントロがあり、マイニがテーマを吹きスタートするバラード。テナー、ゲラー、ブラウンと続き、ブラウンがそのままエンディングまで吹く。他もいいが、ブラウンのソロは圧倒的に素晴らしい。(hand)

JATP的なジャムセッション作品で、LPだと片面一曲ずつの長尺。レギュラーコンボの作品よりも、密度が薄いと思われがちだが、アレンジに縛られずにのびのびとしたジャズらしい演奏が楽しめる。ブラウニー以外のホーン奏者もゲラー以外は無名に近いがいい演奏をしている。でも強烈な個性はないので、長い演奏は聴いている側にとってはややダレる感じがする。(しげどん)



Clifford Brown All Stars キャラバン/クリフォード・ブラウン・オールスターズ

1954年8月11日

EmArcy

hand     ★★★★☆

しげどん ★★★★

Clifford Brown(tp),Herb Geller,Joe Maini(as),Walter Benton(ts),Kenny Drew(p),Curtis Counce(b),Max Roach(ds)

同一日のジャムセッション。各メンバーのソロも好調

全2曲、アナログでは片面1曲ずつの長尺ジャム・セッション。①キャラバン、ジョー・マイニはとてもいいトップバッターで、火付け役だ。アルト、テナー、ハーブ・ゲラーのアルト。ゲラーはマイニと違い、少し流している感じがする。そして、真打ちブラウンの登場だ、登場までに6分かかる長い演奏だ。高速だがゆとりを感じるブラウンのソロだ。ドリューのピアノもいい。ローチのドラムは激しいが、うるさく感じない。ドラムが前に出た録音ではないからだと思う。②ニューヨークの秋、くつろいだミディアムテンポのバラードだ。ブラウンのソロは、テーマに続く先発で、3分くらいあるのだが、短く感じ、もう少し聞いていたい気がする。ピアノに続くマイニのアルトのソロは、割と長いが悪くない。くつろいだベントンのテナーもいい。ベースに続くゲラーは、この曲では気合が入り、内容も音色も素晴らしいく、ゲラーが曲を閉じる。(hand)

Best Coast Jazz と同一日、同一メンバーによるジャム・セッション。名曲を伸び伸びとリラックスして演奏。長尺だがブラウニーのソロが特別長い訳ではない。オータム・イン・ニューヨークでのソロはしっとりする味わいを感じる。(しげどん)



Jam Session   ジャム・セッション

1954年8月14日

EmArcy

おすすめ度

hand ★★★★☆

しげどん   ★★★★☆

Clifford Brown, Maynard Ferguson, Clark Terry(tp),Junior Mance, Richie Powell(p),Keter Betts,George Morrow(b),Max Roach(ds),Dinah Washington(vo)

さらに4日後のジャムセッション。スタジオに客を入れてのライブ的な一発録音

前作の4日後のジャム・セッション。ダイナ・ワシントンのダイナズ・ジャムの録音時に録音されたセッション全4曲。スタジオに客を入れての一発録りが奏功している。曲は、他のジャム盤2枚よりは短いが、やはり長めなのでアドリブは堪能できる。①ローチ=ブラウン盤のこの曲よりも好感が持てる。クラーク・テリーのソロからスタート。ランドのソロに続き、5分頃からのブラウンのソロが素晴らしい。スタジオライブなので、直後に大きな拍手が起きる。続くゲラーのソロも熱く、拍手も起きる。メイナード・ファーガソンのハイノートのソロもジャムを盛り上げる、ローチのドラムもソロはあるが、うるさく感じない。最後は、リッチー・パウエルとジュニア・マンスのピアノの掛け合いで終わる。②この盤唯一の歌入り。ランドのテナーから始まり、ダイナ・ワシントンの歌に続くバラード。どちらもリラックスして、いい感じだ。ダイナの声も、ジャムの楽器の一つになっている。ブラウンのソロはなく、ピアノはパウエルのみ。③アップテンポのビバップ。テリーのトランペットソロからスタート。ランドに続くブラウンのソロは高速でも落ち着いている。ブラウンはバッパーとしては新世代の感じがする。ゲラー、ファーガソンのソロに続くローチのソロは、高速のせいか少し単調な気がする。2人の高速ピアノの掛け合いからテーマ戻る。 ④バラード・メドレーだ。各楽器が順番によく歌う。ブラウンは「春の如く」を歌い切る。(hand)

お客を入れたジャム・セッションで、ダイナ・ジャムと同一セッション。

トランペッターが3人だが、ブラウニーは2人の先輩トランペッターとの共演に気後れしていたらしい。(⇒※ニック・カタラーノ著 クリフォード・ブラウン:天才トランペッターの生涯)

ピアニスト、ベーシストはダイナ・ワシントンのレギュラーメンバーとローチ・ブラウンのレギュラーメンバー両方から参加しているため2人づつという不思議な編成になっている。

クラーク・テリーは楽しく聴衆を盛り上げ、ファーガソンもハイ・ノート連発で客はノリノリで、ブラウニーも多少雰囲気に引きずられる感じもする。でも、最後のバラード・メドレーで「春の如く」が始まると水を打ったように静まり返り、みんなブラウニーのトランペットに聴き惚れてしまっているようだ。一連のジャムセッションで、ここがクライマックスという感じの名演だ。(しげどん)



Jams 2 ジャムズ2/クリフォード・ブラウン・オールスターズ

1954年8月11日

EmArcy

hand   ★★★★

Clifford Brown(tp),Herb Geller,Joe Maini(as),Walter Benton(ts), Kenny Drew (p),Curtis Counce(b), Max Roach(ds)

児山紀芳の発掘音源からの2枚の盤の1枚

日本人の発掘男、児山紀芳が発掘したエマーシー録音の中から、2枚のアルバムを切り出して発売した内の1枚。既発ジャム盤3枚に劣らない内容だと思う。(hand)



Clifford Brown With Strings/                                                                           クリフォード・ブラウン ウイズ・ストリングス

1955年1月18日

hand     ★★★★

しげどん ★★★

Clifford Brown(tp),Richie Powell(p),Barry Galbraith(g),George Morrow(b)

Max Roach(ds),Strings  ,Neal Hefti(arr)

ジャズとしては問題作ながら、かけがえのない記録

トランペット音楽としては、最高峰だろう。ストリングスを抜いて、アドリブを増やしてくれたら、もっと気に入ったと思う(笑)。夜、聞くとリラックスできる。(hand)

ポピュラーな受けを狙った作品なので、スタンダードナンバー中心である。アレンジャーはウディハーマン楽団で名を上げたニール・ヘフティと一流なので、嫌味なく聴けるが、ストリングスものはジャズとしての魅力はやはり劣る。(しげどん)



Study In Brown/Clifford Brown   スタディ イン ブラウン/クリフォード ブラウン

1955年2月23日、24日   Emarcy

hand     ★★★★★

しげどん ★★★★☆

ショーン ★★★★☆

Clifford Brown(tp)、Harold Land(ts)、Richie Powell(p),Geroge Morrow(b),Max Roach(ds)

成熟したブラウニーの完成形とも言える質の高いソロ

クリフォードブラウンが25歳という若さでこの世を去るおよそ1年程前にレコーディングされた作品集である。油が乗り始めた頃のブラウニーのプレイは、時に繊細、時に大胆なフレーズを惜しげもなく使って、曲に生き生きとしたエネルギーを与えている。特に3曲目の「SWINGIN'」は、マックスローチのスピードとパワーのあるドラミングに触発されたブラウニーの演奏が素晴らしい!(ショーン)

①チェロキーは、チェロキーインディアンをイメージしたイントロだが、好きかと聞かれれば、そうでもない、となってしまう(笑)。①とラスト曲⑨Aトレインのテーマイントロアレンジが凝りすぎなのが数少ない難点で、⑨Aトレインのアレンジはどうもリッチー・パウエル(バドの弟)らしい。ただし、①⑨ともに演奏そのものは素晴らしい。高速度で、彼らのハイテクも誇示される。④ランズ・エンド、⑤ジョージのジレンマ、⑥サンドゥ(LPのA4、B1、2)がこの盤の私のお気に入りだ。曲も演奏も雰囲気も全ていい。(hand)

※注:George's Dilemma は、昔の盤ではUlcer Departmentと表記されているものがあります。Ulcerとは潰瘍の事で、胃潰瘍だったジョージ・モローをネタにブラウニーが題名をつけましたが、後日変更されました。私の所有盤ではなぜか表面の表記はUlcer Department、裏面と盤面はGeorge's Dilemmaになっていました。



Live At The Music City  アット・ザ・ミュージック・シティ/クリフォード・ブラウン

1955年5月31日

1956年4月28日

hand  ★★★★

Clifford Brown(tp), Sonny Rollins(ts), Richie Powell(p), George Morrow(b) Max Roach(ds),Others

掘出し物感のある発掘音源

①〜③が1955.5.31のフィラデルフィアのミュージックシティでの発掘音源。内容も良く割と音がいいので、まさに掘出し物。ドラムはローチではなく、普通のハードバップのライブ感がある。④〜⑦と⑧〜⑩はローチ=ブラウンのライブで、11はインタビュー。音は後の方が特に悪い。(hand)



The Complete Quebec Concert  ケベック ジャム・セッション

1955年7月28日

1955年11月

1955年春 ほか

hand  ★★★

Clifford Brown(tp),Harold Land、Sonny Rollins(ts),Richie Powell(p),George Morrow (b) ,Max Roach (ds) others

内容はいいのに、音が残念な盤

1955年7月、ロージニアスの5カ月前のセッションがメインで、15曲中の前半6曲。トロンボーン入りで、ドラム、ベースはなしの静かなジャムだ。後半は、通常のローチ=ブラウンの演奏。⑦〜⑪はロリンズ入り。⑫⑬はランド。ラスト2曲レディ・ビー・グッドとメモリーズ・オブ・ユーはワンホーンで貴重だ。ただし、短い。全体にAランクの音の悪さだ(笑)。(hand)



Live at the Bee Hive (Raw Genius vol.1 vol.2) /Clifford Brown クリフォード・ブラウン  ライブ アット ザ ビーハイブ

1955年11月7日

Victor

hand     ★★★★☆

しげどん ★★★★

Clifford Brown(tp),Sonny Rollins,Nicky Hill(ts),Leo Blevins(g),Billy Wallace(p),George Morrow(b),Max Roach(ds)

演奏の素晴らしさが録音の悪さをカバー。ソニー・ロリンズも熱演している伝説のライブ

ライブ・アット・ビーハイブという2枚組の海賊盤が現在の形。これがロー・ジニアスVol.1&2として、JVC(日本ビクター)からアナログ時代は正規発売されていた。CDは曲順も変わり、別の日のおまけもついている。音はかなりの悪さだが、イン・コンサート以上に興奮できるライブであることは間違いない。ギターの参加が意外性があり面白い。レオ・ブレヴィンスという知らないギタリストだ。ピアノもビリー・ウォレスで、テナーはロリンズ 以外にニッキー・ヒルという知らない人が参加している。全体にエキサイトした演奏なので、いつもはうるさく感じるローチのドラムがうるさく感じない!(笑)ピアノは、アナログ時は、ウォレス1人とされていたが、チェロキーは、クリス・アンダーソンが弾いたらしい。素晴らしい作品だと思う。ローチ=ブラウンに限っては、ロリンズ よりもランドがいいと思っていたが、この盤に限って言えば、ロリンズ は素晴らしい。JVCが正規発売した理由が演奏を聞けば理解できる。(hand)

クリフォード・ブラウンが遭難した事故車のトランクから放り出されて難を逃れて見つかったテープで、日本のビクターから発売された時は「ロー・ジニアス」というタイトルだった。そのようなドラマチックな背景があり、さすがに録音状態は極めて悪い。でもライブとしての熱気は物凄く、一曲の長さもライブならではの長さ。スタジオ盤などよりかなり荒々しいブラウニーのソロが聴けるという点で、興味は尽きない二枚組だ。(しげどん)



More Live At The Bee Hive  モア・ライブ・アット・ビーハイブ/クリフォード・ブラウン

1955年6月30日 Chicago

1956年2月

NewYork

hand ★★★☆

1955年6月30日:Clifford Brown(tp), Harold Land(ts) Richie Powell(p), George Morrow(b), Max Roach(ds)

1956年2月:Sonny Rollins(ts) replaces Land 

もうひとつのビーハイブ録音

ビーハイブ盤の二匹目のドジョウ盤のCD2枚組。一匹目よりも演奏も音質も少し劣る気はするが、内容は悪くない。ハロルド・ランド時代のオーソドックスなライブだ。Disc2①では、ローチ=ブラウンも、バラードメドレーをやっていたのが新鮮。②はベースから始まるのが新鮮。ランドのソロもいい。Disc2③以降はロリンズ時代のライブ。アナログとして発売されていた「ピュア・ジニアス」の内容がそのまま収録されている。素晴らしいが、やはり音は悪い。(hand)

 アナログ盤「ピュア・ジニアス」



Brown and Roach at Basin Street/ベイズンストリートのブラウン アンド ローチ

1956年1月4日,2月16日

Emarcy

hand     ★★★★☆

しげどん ★★★★☆

Clifford Brown(tp)、Sonny Rollins(ts)、Richie Powell(p),Geroge Morrow(b),Max Roach(ds)

ロリンズのソロに賛否あるが、まずはご自身の耳で確認して欲しい。

ライブ的なタイトルだが、スタジオ盤だ。エマーシー唯一のロリンズ 参加盤。プレスティッジのロリンズ名義の「プラス4」がもう一枚だ。①恋とは、②慕情のイントロなどのアレンジは、あまり好きになれない。ただ、メンバーのソロは、いずれも素晴らしい。ローチ(の録音)が比較的控えめなのがいい。ロリンズもプラス4よりも多少くつろいでいる感じがする。③エイプリルは、ブラウンのソロが冴え、続くロリンズのソロも快調だ。④ステップ・ライトリーは、ゴルソン曲なので、雰囲気がJM風になる。⑥パウエルズ・プランセスは、私好みのマイナー調のバラード。⑦シーン・イズ・クリーンは、ダメロンらしいメロディ。⑧ゲータルーズ・バウンスは、リッチー・パウエル作の調子のいい曲。兄バドの雰囲気を感じる。⑨ダメロン作のいい感じの曲フロッシー・ルーで終わる。(hand)

ローチ・ブラウン コンボに於けいては、ロリンズよりハロルド・ランドのほうが優れている、という説は定説化してしまっている。確かにここでのロリンズはもたついているように聴こえる個所がある。しかしフレーズを探りながら次第に盛り上げていくロリンズならではのソロ構成は、長尺ソロが可能になった12インチLPならではのもので、ブラウニーの最初の一音から名フレーズ炸裂というスタイルとは違うやり方を模索していたのではと思う。「四月の思い出」などのソロは典型的で、SPや10インチ時代にはないこの長いソロを断片的な音から構築していく手法は、サキソフォンコロッサスにつながるものを感じる。(しげどん)



At The Cotton Club 1956   アット・ザ・コットン・クラブ/クリフォード・ブラウン

1956年2月26日  5月28,29日  6月1日   

hand ★★★★

Clifford Brown(tp),Sonny Rollins(ts), Richie Powell(p), George Morrow(b),Max Roach(ds)

ブラウニーのラウンド・ミッドナイトが聞かれる盤

ロリンズ入りの大量の発掘音源のCD3枚組。音はまずまず。加入後しばらく経っているので、ロリンズがローチ=ブラウンに合わせようとせずに、自分らしく吹いているのがいい。Disc1②ダーンザットドリームは、ブラウン抜きのロリンズ・カルテットのバラードだ。ローチ=ブラウンのロリンズが良くないと言われてきたのは、正規盤2枚(ベイズンとプラス4)があまり良くなかったからで、海賊系(ビーハイブなど)では素晴らしいことがわかる。この盤は、選曲もこの時期のローチ=ブラウン曲だけでなく、ロリンズ好みの歌モノが入っている。逆に、初期のローチ=ブラウン曲のジョードゥ、デライラ、ダフードなどのロリンズ版も珍しい。クリフォード・ブラウンのラウンド・ミッドナイトが聞けるのは、この盤だけだ。Disc2②ゲット・ハッピーは、ローチのテンポは速過ぎてくつろぎが生まれない。曲が28分で長すぎるし、ローチのソロも長過ぎて辟易。Disc③ダフードから急に音が悪くなる。(hand)



Brownie Lives !  ブラウニー・リブス

Live at The Basin Street Club,NYC, April 28, 1956 / Live at The Basin Street Club,NYC, May 6, 1956 / Live at The Carnegie Hall, NYC, May 6, 1955

hand  ★★★☆

Clifford Brown(tp), Sonny Rollins(ts), Richie Powell(p), George Morrow(b), Max Roach(ds), Willy Jones(ds), Harold Land(ts)

内容がいいのに音が悪いのはブラウン=ローチ海賊盤ならでは

ローチ=ブラウン・クインテットのMCで、ヴァルス・ホットから始まる。前半5曲がロリンズで、後半2曲がハロルド・ランドだ。全体的に内容はいいが、音はかなり悪いので、愛聴盤にはなりにくい。しかも、7曲中5曲は、ビーハイブCDにおまけ収録されている。(hand)



The Last Concert /ラスト・コンサート  クリフォード・ブラウン

1956年6月18日

1955年7月16日

hand  ★★★★

1956年6月18日 Clifford Brown(tp),Sonny Rollins(ts),Richie Powell(p),George Morrow(b),Max Roach(ds)

1955年7月16日 Harold Land(ts) replaces Rollins

  2-6.Clifford Brown(tp),Paul Desmond(as) Chet Baker(tp)Gerry Mulligan(bs) Dave Brubeck(p) Norman Bates(b) Joe Dodge(ds)

ローチ=ブラウンとしてはラスト?ライブ

ローチ=ブラウン・クインテットで、ラストということになっているが、「ビギニング・アンド・ジ・エンド」とどっちがラストかよくわからない。Disc2②〜の1年前のニューポートのおまけも珍しくてうれしい。ただし、どちらも当たり前のように音は悪い。ラストの時期の演奏を聞いていると、もし、ブラウンの死亡事故がなかったら、どうなったかを考えてしまう。クインテットとしては、頂点を迎えていて、クインテットとしてその後のローチのプロテスト音楽のような新たな方向を目指すか、解散してそれぞれの道を歩むか、岐路が近かったように思える。Disc1③リッチー・パウエルのトリオ、④ロリンズ・カルテット、⑤ブラウン・カルテット、⑤モロウのベース・ソロとバラード・メドレーではなく、独立した1曲として演奏している。コンサートとは、なっているが、コンサート会場ではなく、単なるライブハウスに聞こえる。(hand)



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