ウエス・モンゴメリーのCDレビュー 目次
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フルハウスやインクレディブルなど一通りの初期名盤を聞いた後、ガイドブックに従って初めて聞いたときには全くいいと思えなかった。4ビートジャズの熱さも、ビートルズの激しさも感じられなかったから。特にストリングスが嫌だった。今は、ウエスが前に出て、ストリングスが奥に下がって聞こえるようになった。ボサノバを経験して、ポップなジャズも許容範囲になったのだろう(笑)(hand)
ピアノにハービーハンコックを迎え、オーケストラをドラマチックかつ豪快に使ったこのアルバムでは、よく聞き慣れた曲をモチーフに、ウエスは幅広い曲調にチャレンジしている。ストリングスが不要と思う人には、単なるムードミュージックに聞こえてしまうかもしれないが。(ショーン)
私が学生の頃流行っていたフュージョンとかいうのもこんな感じだった。ジャズにこだわらなければ、聴きやすいいい音楽だ!(しげどん)
A&Mの3枚は、どれも水準以上の出来でレベルにあまり差がない。なので、聞く人がどれが好きかでオススメも変わるのではないか⁉私は、オリジナルのロードソングが好きなので、盤としてもロードソングを選ぶ。ダウンヒアは、演奏は悪くないが、地味な曲が多いのが不利(hand)
ストリングスが、加わることで、イージーリス二ング的になってしまい、ジャズでもフュージョンでもない中途半端感が否めない。16ビートの曲にもチャレンジし、軽快さを狙っているのだろうが、メロディラインも単調で重く、どうせならトーンも籠らないよう、クリアに行けば良かったのでないか?(ショーン)
ウエスの絶作となってしまったのこアルバムは、ビートルズ、サイモンとガーファンクル等のヒット曲やスタンダード曲をウエスカラーに仕上げ、誰でも心地良く聴くことのできる秀盤だろう。ジャンルを超えた後期ウエスならではの音楽世界がここにはある。(ショーン)
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