彼のサイド作品と言えば、まずはマイルスのオリジナル・クインテットです。またその時のメンバー、ジョン・コルトレーンとも多くの共演作があります。
一方で有名なアート・ペッパーとの共演も、ペッパーの項目でおすすめ一位になった名盤中の名盤です。
ここではそれ以外の主なサイド作を選んでレビューしていきます。
※アート・ペッパーの人気No.1の名盤に参加。初顔合わせのガーランドとのすさまじい名演。
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・Red Garland 全リーダー作 ① 1956年~57年
・Red Garland 全リーダー作 ② 1958年~59年
・Red Garland 全リーダー作 ③ 1960年~62年
・Red Garland 全リーダー作 ④ 1971年~78年
・Red Garland 全リーダー作 ⑤ 1978年以降
・Red Garland サイド作、共同リーダー作・・・・このページ
下記に関してはそれぞれのリーダーアーティストの項目で取り上げています。
Al Cohn, Hank Mobley, John Coltrane, Zoot Sims(ts),Red Garland(p),Paul Chambers (b),Art Taylor(ds)
4人のテナー奏者の競演盤。ズートとコーンは、ハードバッパーといっても中間派的なニュアンスを感じるので、モブレー、コルトレーンとの競演は??と思ってしまう。4人とも悪くはないが、ブローインセッションなので、盤としての感動はあまりない。(hand)
めまぐるしくソロ担当が変わるのでブラインドテストの練習になりそうな盤だ。でも誰のソロか?そればっかり気になってしまい、味わう余裕がなくなるのだが・・・。ジャズ的にはフツーにいい演奏かも。(しげどん)
Phineas Newborn Jr.(p),Oscar Pettiford(b),Kenny Clarke(ds),Lee Konitz(as),Zoot Sims(ts),Red Garland(p)
全体としては、リー・コニッツのリーダー盤に位置付けられている。オランダの放送用の発掘音源で音はいい。ガーランド・トリオは2曲のみ。ガーランドは好調で、Cジャムとメイキン・フーピーを元気に演奏している。曲が短いのが惜しい。他曲はフィニアス・ニューボーンがピアノを弾いている。(hand)
クラシックの殿堂「コンセントヘボウ」での1958年のフェスティバル的な興行。ピアノは基本的にはフィニアス・ニューボーンで、トリオのほかコニッツ、ズート・シムスとのワンホーンカルテットで共演。ガーランドは2曲トリオ、1曲はコニッツ、シムズ両者とのクインテットで計3曲。フィニアスとの明確な対比が続けて聴くと面白い。各メンバーの演奏も楽しめ飽きさせない。貴重な記録だ。(しげどん)
Coleman Hawkins(ts),Red Garland(p),Doug Watkins(b),Specs Wright(ds)
プレスティッジがスイング系ミュージシャンのために作った傍系レーベル、スイングビル、この場合は、ムーズビルと違って傍系の理由がわかりやすい。ホークもガーランドも初顔合わせ録音の気がするが、特段の問題はない。が、また、特段のサプライズもない。テナーサックスの父と言われたホーキンスも、父から祖父に変わる頃。ベン・ウェブスターの方が晩年まで輝いていたと思う。(hand)
Arnett Cobb(ts),Red Garland(p),George Tucker(b),J.C.Heard(ds)
好調なガーランドが2カ月連続でコブと録音している。ガーランドは、マイルス時もそうだが、サイド時には引き締まったいいプレイをする。②ブルー・ベルベットは、コブの同系統の先輩、イリノイ・ジャケー作で、ドンチャ・ゴー・アウェイ・マッドという別名もある名曲だ。異名同曲を気づいたのは、新井薬師のジャズカフェ、ロンパーチッチがこの盤をかけてくれたからだ。感謝!コブの演奏は悪くない。でも、この人のテキサス風の繊細さをあまり感じられないスタイルは、アメリカでは受けるのかもしれないが、なかなか好きになれない。(hand)
Arnett Cobb(ts),Red Garland(p),George Duvivier(b),J.C.Heard(ds)
荒々しい音色でバラード吹かれてもなぁ、という気持ちになってしまう。コブ好きにはいいのだと思うが、私はダメだ。ベースが、同じジョージではあるが、タッカーからデュビビエに変わっている。(hand)
新宿JAZZ談義の会:Red Garland CDレビュー 目次
・Red Garland 全リーダー作 ① 1956年~57年
・Red Garland 全リーダー作 ② 1958年~59年
・Red Garland 全リーダー作 ③ 1960年~62年
・Red Garland 全リーダー作 ④ 1971年~78年
・Red Garland 全リーダー作 ⑤ 1978年以降
・Red Garland サイド作、共同リーダー作・・・・このページ